第40回 一般社団法人日本癌学会市民公開講座
概要
テーマ
みんなで取り組む、がん克服への挑戦
日時
2022年10月1日(土)15:30~18:00
開催方式
ハイブリッド開催(会場+WEBライブ配信)
会場:パシフィコ横浜ノースG401+G402
(〒220-0012横浜市西区みなとみらい1-1-1)
主催
一般社団法人日本癌学会、公益財団法人日本対がん協会
後援
厚生労働省、文部科学省、神奈川県、横浜市医療局、神奈川県医師会、横浜市医師会、
横浜コンベンションビューロー
参加費
無料(会場定員220名)
*コロナウイルス感染症拡大防止のため、会場収容数の半分までとなります(先着順)
プログラム
司会
村上 善則(第81回日本癌学会学術総会学術会長、東京大学医科学研究所 人癌病因遺伝子分野 教授)
藤田 直也(日本癌学会 広報委員長、がん研究会がん化学療法センター 所長)
開会の挨拶(15:30~15:45)
佐谷 秀行(日本癌学会 理事長、藤田医科大学がん医療研究センター センター長)
梅田 正行(日本対がん協会 理事長)
村上 善則(第81回日本癌学会学術総会学術会長、東京大学医科学研究所 人癌病因遺伝子分野 教授)
講演
講演1 (15:45~16:00)
「どうして生きたいのか」
虫明 洋一(株式会社毎日放送 代表取締役社長)
講演2 (16:00~16:15)
「がん研究への期待」
米良はるか(READYFOR株式会社 代表取締役CEO)
講演3 (16:15~16:35)
「老化とがん」
中西 真(東京大学医科学研究所 癌防御シグナル分野 教授) MOVIE
加齢はがんを含めた殆どの疾患の大きなリスクファクターであるが、その理由はほとんどわかっていない。最近になり、老化細胞などの炎症誘発細胞が臓器に蓄積し、慢性炎症を引き起こすことが、がんなどの疾患の病態基盤となることが分かってきた。さらに、老化細胞を除去すると慢性炎症が改善し、老化や多様な老年病が予防・改善することが示された。本講演では、老化細胞除去や高齢者の老化細胞蓄積に関する最近の知見を紹介し、老化細胞を標的としたがんの治療薬や予防薬の可能性について議論したい。
休憩 (16:35~16:45)
講演4 (16:45~17:05)
「ウイルスでがんを治す」
藤堂 具紀(東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 先端がん治療分野 教授)
ウイルス療法は、がん細胞のみで増えるウイルスを感染させ、ウイルスの直接的な殺細胞作用によりがん細胞を破壊して治癒を図る。実用的ながん治療用ウイルスを得るには、遺伝子工学的にウイルスの遺伝情報を「設計」して、がん細胞ではよく増えても正常細胞では全く増えないウイルスを人工的に造ることが重要である。人為的な三重変異を有する第三世代のがん治療用ヘルペスウイルスG47Δは、強力な抗腫瘍効果と高い安全性を併せ持ち、がん幹細胞をも殺して、抗がん免疫を強く惹起する。2021年に日本初のウイルス療法薬として悪性神経膠腫に承認された。全てのがんに応用可能であり、ウイルス療法が普及すれば、がん医療に革命をもたらす。
講演5 (17:05~17:25)
「最新がん医療 がん克服に向けて」
土井 俊彦(国立がん研究センター 先端医療開発センター センター長)MOVIE
バイオナノテクノロジーの分野においてプラットホーム技術による新しい医療創出が加速している。
1つは、武装化抗体技術である。抗体ー薬物複合体(ADC)やradioimmunotherapy(RIT)製剤などの武装化抗体は、次世代医療として注目されている。武装化抗体では、抗体はキャリアであり、治療効果はエフェクターであるpayload の特異性に影響する。バイスタンダー効果を有するADC は、標的分子発現が不均一ながんにも効果が期待される。トラスツズマブ デルクステカンを皮切りにADC は加速的に開発されている。また、NIR-PIT(近赤外光免疫療法)も、近赤外レーザーを用いての武装化抗体技術として注目されている。
もう1つは、再生医療等製品である遺伝子治療や再生細胞医薬品である。iPS細胞医薬品やCART細胞での治療は、がん治療の夢であった治癒を目指せる治療として期待されている。我々は、これらの最先端医療にアクセスできる医療環境構築も治験のDXによってシェア可能な未来を目指すことが必要である。
パネルディスカッション (17:30~17:55)
閉会の挨拶 (17:55~18:00)
藤田 直也(日本癌学会 広報委員長、がん研究会がん化学療法センター 所長)
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9月23日(金)
*コロナウイルス感染症拡大防止のため、会場収容数の半分までとなります(先着順)
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9月30日(金)正午
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お申し込み・お問い合わせ先
第40回日本癌学会市民公開講座事務局
日本コンベンションサービス株式会社内
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-2 大同生命霞が関ビル14階
FAX: 03-3508-1302 E-mail: jca2022shimin@convention.co.jp