歴史と変遷|一般の皆さまへ|日本癌学会

日本癌学会

一般の皆さまへ

歴史と変遷

最終更新日:2024年9月17日 

 米国癌学会(AACR)では1999年に、世界中の科学者、がんサバイバーや患者支援団体のリーダーが集うがん研究コミュニティの構築を目指し、「科学者⇔サバイバープログラム(SSP)」が創設されました。がん研究者とサバイバーが相互に有益な情報交換の場をつくることでパートナーシップを醸成し、がん研究を支援するサバイバーや患者支援団体のリーダーを育成して公共政策の重要な側面の理解を深めるなど、国を挙げたがん研究に取り組む環境育成を進めてきました。米国では、このような活動が活発で、実際に政府から、がん基礎研究の活性化やそれを元にしたより良い医療を実現するための資金的な支援に繋がっています。

 このような活動を日本でも行う必要性が指摘され、がん研究の現状、課題を理解し、がん研究を支援するアドボケートを育成するためのプログラムを日本で開始することになりました。患者支援団体の有志にモニターとして2015年第74回日本癌学会学術総会に参加体験していただきました。

 2016年第75回日本癌学会学術総会では第1回SSPプログラムが開催されました。2019年第79回日本癌学会学術総会で開催された第4回SSPプログラムからは、聴講者の参加が可能になり、次年度からはコロナ禍のためオンライン開催となり、その後もオンライン聴講を可能として現在に至っています。

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