「リレー・フォー・ライフ プロジェクト未来」研究助成事業|お知らせ|日本癌学会

日本癌学会

お知らせ

「リレー・フォー・ライフ プロジェクト未来」研究助成事業

最終更新日:2023年6月15日 

趣旨

日本対がん協会:リレー・フォー・ライフジャパン

「リレー・フォー・ライフ プロジェクト未来」研究助成事業は、がん治療に関する基礎研究を中心に、臨床研究、患者・家族のケアに関する研究に助成金を交付する。
がんの治療法は、多くの研究者・医師の研究、それに協力する患者たちの尽力で着実に進み、一部のがんでは「完治」も可能になっている。その一方で、がんの種類によっては早期に発見する方法が確立されていないものもあるなど、治療が困難ながんも少なくない。
我が国の基礎的な研究の中には欧米の研究を凌ぐ成果を上げているものも多い。しかしながらその成果が広く患者の治療に役立っているものはまだ少ないのが実情だ。基礎研究で成果を挙げ、新治療法につながると期待されながら、国内で臨床につなげることがかなわずに、欧米で治療法として確立され、「逆輸入」されたケースも散見される。リレー・フォー・ライフは、患者と支援者らが一体となり、がん患者支援、がん研究への支援などを目的とした寄付を募るイベントとして米国で誕生した。我が国では、日本対がん協会と各地の実行委員会が主催、2006 年に茨城県つくば市でトライアルとして開催され、翌 2007 年から本格的に始まった。以来、急速に各地に広がり、2012 年には全国 40 カ所近くでの開催が予定されるようになった。
リレー・フォー・ライフを通じて日本対がん協会に寄せられる寄付も徐々に増え、2010 年には 20 カ所の開催で約 2800 万円にのぼった。この寄付の使途について、リレー・フォー・ライフ全国実施事務局と日本対がん協会が、日本癌学会の協力を得て、リレー・フォー・ライフの所期の目的の一つ、がん研究に助成して支援しようと企画したのが、この研究助成事業である。
がん治療法の開発は、患者・家族のことに思いを馳せ、がんを解明し治そうという研究者・医師の強い意思と、その研究に期待をかけ、たとえ自身のがんが治らずとも、将来の患者のために、という患者の思いが一致してこそ、大きく前進する。
「リレー・フォー・ライフ プロジェクト未来」には、研究者・医師・患者・家族・支援者・行政の間の距離を縮め、リレー・フォー・ライフを互いの交流の場にし、がん知識の普及・理解を深めるとともに、がん研究を進める場にしたい、という期待も込められている。

参考資料:ポスター

募集要項

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