第85回日本癌学会学術総会:がん研究における女性科学者シンポジウム 開催報告
第85回日本癌学会学術総会:がん研究における女性科学者シンポジウム
「キャリアセッション」開催報告
研究の道は、一つではない。
世界のがん研究を支える国際学会、科学誌、研究機関、そして日本の大学。それぞれ異なる立場でキャリアを切り拓いてきた5名が登壇しました。第85回日本癌学会学術総会の「がん研究における女性科学者シンポジウム」で特別企画として開催された「キャリアセッション」は、研究の成果だけでなく、その歩みの中にある選択や葛藤に目を向ける機会となりました。
■研究・学術出版・学会運営を横断する、多彩な登壇者■
座長:大谷 直子 先生(大阪公立大学 教授)
| Dr. Margaret Foti | American Association for Cancer Research(AACR) Chief Executive Officer |
| Dr. Safia Danovi | Nature Senior Editor |
| Dr. Jyoti Nangalia | Wellcome Sanger Institute Principal Investigator |
| 滝田 順子 先生 | 京都大学大学院医学研究科 発達小児学 教授 |
| 坂田(柳元)麻実子 先生 | 筑波大学 血液内科 教授 |
■実績の先にある「葛藤」と「選択」に耳を傾ける■
ご講演では、現在の立場に至るまでに女性研究者として直面した葛藤や、それらをどのように乗り越えてこられたかが語られました。第一線で活躍する姿だけでなく、そこに至る道のりに触れられたことが、本セッションの大きな魅力です。研究現場、学術出版、国際的な学術コミュニティと、異なる立場から積み重ねられた経験を一度に聞くことで、研究に携わる人のキャリアを、より広い視野から考える機会となりました。このような貴重な体験談を聴くことができ、キャリアを考える参考になりました。
■女性研究者だけでなく、すべての研究者のキャリアへ■
女性研究者が直面してきた課題を知ることは、その経験への理解を深めると同時に、性別やキャリアの段階を問わず、自分自身の歩みを見つめ直すきっかけにもなります。決まった一つの成功モデルではなく、多様なロールモデルの経験に触れられたことは、この企画ならではの価値といえるでしょう。
子育て・家庭との両立や、病気を乗り越えてのキャリア継続、女性初の重要ポジション就任など、女性ならではの経過や、初めてだからこその責任ある実務など、それぞれのキャリアパスは感銘を受けるものばかりでした。
がん研究を担う人々が自らの可能性を広げていくために、こうした経験を講演を通じて知る機会は重要です。今回の「キャリアセッション」が、これからの進路や挑戦を考える人々の次の一歩につながり、同様の機会が今後も広がっていくことを期待します。
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![]() Dr. Safia Danovi |
![]() Dr. Jyoti Nangalia |
![]() 大谷 直子 先生 |
![]() 滝田 順子 先生 |
![]() 坂田(柳元)麻実子 先生 |
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