日本癌学会

学術集会

第85回日本癌学会学術総会:がん研究における女性科学者シンポジウム 開催報告

最終更新日:2026年10月27日New 

第85回日本癌学会学術総会:がん研究における女性科学者シンポジウム
「キャリアセッション」開催報告


研究の道は、一つではない。

世界のがん研究を支える国際学会、科学誌、研究機関、そして日本の大学。それぞれ異なる立場でキャリアを切り拓いてきた5名が登壇しました。第85回日本癌学会学術総会の「がん研究における女性科学者シンポジウム」で特別企画として開催された「キャリアセッション」は、研究の成果だけでなく、その歩みの中にある選択や葛藤に目を向ける機会となりました。

■研究・学術出版・学会運営を横断する、多彩な登壇者■
座長:大谷 直子 先生(大阪公立大学 教授)

Dr. Margaret Foti  American Association for Cancer Research(AACR)
Chief Executive Officer
Dr. Safia Danovi Nature
Senior Editor
Dr. Jyoti Nangalia  Wellcome Sanger Institute
Principal Investigator
滝田 順子 先生 京都大学大学院医学研究科 発達小児学 教授
坂田(柳元)麻実子 先生 筑波大学 血液内科 教授

■実績の先にある「葛藤」と「選択」に耳を傾ける■

ご講演では、現在の立場に至るまでに女性研究者として直面した葛藤や、それらをどのように乗り越えてこられたかが語られました。第一線で活躍する姿だけでなく、そこに至る道のりに触れられたことが、本セッションの大きな魅力です。研究現場、学術出版、国際的な学術コミュニティと、異なる立場から積み重ねられた経験を一度に聞くことで、研究に携わる人のキャリアを、より広い視野から考える機会となりました。このような貴重な体験談を聴くことができ、キャリアを考える参考になりました。

■女性研究者だけでなく、すべての研究者のキャリアへ■
女性研究者が直面してきた課題を知ることは、その経験への理解を深めると同時に、性別やキャリアの段階を問わず、自分自身の歩みを見つめ直すきっかけにもなります。決まった一つの成功モデルではなく、多様なロールモデルの経験に触れられたことは、この企画ならではの価値といえるでしょう。
子育て・家庭との両立や、病気を乗り越えてのキャリア継続、女性初の重要ポジション就任など、女性ならではの経過や、初めてだからこその責任ある実務など、それぞれのキャリアパスは感銘を受けるものばかりでした。
がん研究を担う人々が自らの可能性を広げていくために、こうした経験を講演を通じて知る機会は重要です。今回の「キャリアセッション」が、これからの進路や挑戦を考える人々の次の一歩につながり、同様の機会が今後も広がっていくことを期待します。


Dr. Margaret Foti


Dr. Safia Danovi

Dr. Jyoti Nangalia 

大谷 直子 先生
 

滝田 順子 先生
 

坂田(柳元)麻実子 先生
 

 

Share on Facebook Twitter LINE
このページの先頭へ