第2回日本癌学会カンファレンス 「がんゲノム研究の新戦略-オーダーメイド医療を目指して-」|学術集会|日本癌学会

日本癌学会

学術集会

第2回日本癌学会カンファレンス 「がんゲノム研究の新戦略-オーダーメイド医療を目指して-」

最終更新日:2023年4月28日 

「がんゲノム研究の新戦略-オーダーメイド医療を目指して-」

第2回日本癌学会カンファレンスは終了しました

日時

2005年3月11日(金)~13日(日)

会場

アートランドホテル蓼科
〒391-0395長野県茅野市北山蓼科4035
Tel 0266-67-2626

参加人数

100人程度(事前登録制)

世話人

中村 祐輔(東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター)
吉田 輝彦(国立がんセンター研究所)
三木 義男(癌研究会癌研究所、東京医科歯科大学難治疾患研究所)

本カンファレンスでは、がんゲノム研究や関連技術について最新の情報を網羅的に把握すると共に、オーダーメイドがん医療の実現を目指した新戦略を議論いたします。第一線で活躍する若手研究者の報告を基調に、課題と問題点、今後の可能性と展望を考えるとともに、最新技術の紹介の場として企画されたものです。更に参加者による一般演題としてポスター発表も広く取り上げ研究者間の討論の場としたいと考えています。皆様のご参加を期待しております。

参加申込み方法・費用

申込み方法

下記の癌学会カンファレンス開催事務局までE-mailで参加申込みをしてください。事前登録制とし、筆頭発表者を優先しますので、筆頭演者は下記の要領で抄録を添付してください。参加者名、施設名、連絡先をご記入のうえE-mailでtyoshida@ncc.go.jp宛でお申込みください。原則として3日全日参加とし、3月11日(金)、12日(土)のアートランドホテル蓼科での2泊となります。 申込み最終期限は2005年2月5日(土)とします。

参加費用

20,000円(2泊宿泊代・食事代(三食)を含む)

一般演題 (ポスター発表)募集

演題受付締切

2005年2月5日(土)

申込先

国立がんセンター研究所腫瘍ゲノム解析・情報研究部内
癌学会カンファレンス開催事務局
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1
Tel 03-3547-5249 Fax 03-3541-2685  E-mail tyoshida@ncc.go.jp

申込方法

  1. タイトル、著者名、所属機関名、抄録本文をワードで作製し、E-mailにて添付ファイルで送付してください。
  2. フォントは明朝体、12ポイントを使用し、全文600字以内で作成してください。
  3. 図表は用いないでください。原則としてWindows98以降のバージョンを使用してください。(Macintoshでも受付可能ですが、フォントなどは一部変化する可能性があります)
  4. メールエラーを避けるため、メール送信後、休日を除いて3日以内に「受領確認」のメールが事務局から来ない場合は、御手数ですが、事務局まで電話等で御連絡下さい。

発表形式

  1. 全演題ポスター発表とします。
  2. カンファレンス第1日目3月11日(金)午前中にポスター掲示をしてください。
  3. ポスター討論は第2日目3月12日(土)午後00:00~午後1:30です。
  4. 3月13日(日)に午前中に取り外してください。

掲示スペース

開催事務局より演者に直接連絡いたします。

カンファレンスの目的

2003年4月、ヒトゲノムの解読完了宣言が行われ、時代はゲノムの構造解析から網羅的な機能解析へと進み、さらに今、プロテオーム情報を加え統合的な生命研究への道が開けつつある。例えばゲノム解析技術とバイオインフォマティクスの融合が革新的技術を生み出すなど、その成果は医学・生物学はもとより、創薬・育種などライフサイエンスとバイオテクノロジーの発展に大きく貢献している。がん研究においてもその成果によって得られる情報によりがん本態の解明を試みると同時に、がんの治療や予防に応用しオーダーメイドがん医療の実現を目指した研究が精力的に展開されている。そこで、本カンファレンスでは第一線で活躍する研究者の報告を基調に、急速に発展しつつあるゲノム・プロテオーム医科学とがん研究の新しい方法論や関連技術について、最新の情報を網羅的に紹介すると共にその実現と臨床応用を目指した議論を進める。

カンファレンスの特徴と視点

  1. オーダーメイドがん医療を目指したゲノム・プロテオーム研究の最前線からの発表
  2. 第一線研究者の基調講演とエキスパートの司会によるテーマ毎の十分な討論
  3. 最新技術の紹介
  4. 次世代研究者の育成

プログラム

3月11日(金)

開会の辞

13:20~13:30

遺伝子多型と疾患および薬剤感受性

13:30~16:30
司会:三木義男(東京医歯大、癌研)

  1. 所属 理化学研究所遺伝子多型研究センター
    氏名 大西 洋三
    演題 ゲノムワイドSNP解析によるオーダーメイドがん医療の実現
  2. 所属 国立がんセンター研究所生物学部
    氏名 河野 隆志
    演題 肺がん感受性を規定する遺伝子多型
  3. 所属 癌研究会ゲノムセンター多型解析グループ
    氏名 磯村 実
    演題 抗がん剤の副作用に関連する遺伝子多型の同定(最新技術紹介)
  4. 所属 理化学研究所遺伝子多型研究センター
    氏名 関根 章博
    演題 オーダーメイド医療を実現するSNPタイピング技術とデーターベース

がん予防のためのゲノム疫学の構築

17:00~19:00
司会:浜島信之(名古屋大学)

  1. 所属 放射線影響研究所放射線生物/分子疫学
    氏名 江口 英孝
  2. 演題 喫煙者の発がんにおける炎症マーカーの関与と予防代理マーカーとしての可能性
    所属 愛知県がんセンター研究所疫学予防部
    氏名 松尾 恵太郎
  3. 演題 遺伝子多型と予防介入研究
    所属 兵庫医科大学先端医学研究所家族性腫瘍部門
    氏名 石川 秀樹
  4. 演題 遺伝性大腸癌(FAP・HNPCC)に対する発癌予防介入試験
    所属 宮崎大学医学部衛生公衆衛生学
    氏名 加藤 貴彦
    演題 感受性バイオマーカーの産業保健への応用

3月12日(土)

発現プロファイリング:state of the artを超えるために

9:00~12:00
司会:吉田輝彦(国立がんセンター)

  1. 所属 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター
    氏名 片桐 豊雅
    演題 遺伝子発現情報解析に基づいた抗がん剤感受性予測システムの開発および分子標的薬候補遺伝子の解析
  2. 所属 大阪大学大学院医学研究科臓器制御医学病態制御外科
    氏名 竹政 伊知朗
    演題 消化器癌のヒト全遺伝子発現プロファイル解析:臨床応用を目指して
  3. 所属 国立がんセンター研究所腫瘍発現解析プロジェクト
    氏名 市川 仁
    演題 マイクロアレイを用いた急性骨髄性白血病と神経芽腫の分子病態解析
    (最新技術紹介)
  4. 所属 アフィメトリクス・ジャパン(株)
    氏名 梶江 慎一
    演題 GeneChip遺伝子発現解析技術の進化と全トランスクリプトーム解析への道

ゲノム情報統計解析研究の最前線

13:30~15:30
司会:角田達彦(理研)

  1. 所属 癌研究会ゲノムセンター情報解析グループ
    氏名 松浦 正明
    演題 オーダーメイド医療のためのOMICSデータの情報解析とその問題点
  2. 所属 東京大学大学院医学系研究科人類遺伝学教室
    氏名 大橋 順
    演題 ゲノムワイド関連解析における遺伝統計学的観点からみた諸問題の検討
  3. 所属 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター
    氏名 井元 清哉
    演題 マイクロアレイ遺伝子発現データから推定された遺伝子ネットワークに基づく薬剤ターゲット遺伝子の同定

染色体解析とトランスレーショナルリサーチ

16:00~18:30
司会:稲澤譲治(東京医歯大)

  1. 所属 東京医科歯科大学難治疾患研究所
    氏名 井本 逸勢
    演題 ゲノムアレイプラットフォームで展開される癌の分子病態解析
  2. 所属 国立がんセンター研究所ゲノム
    1 構造解析プロジェクト
    2 病理部
    氏名
    1 細田 文恵
    2 柴田 龍弘
    演題 アレイCGH解析による網羅的なゲノム構造異常解析と腫瘍の臨床病理像との相関
  3. 所属 札幌医科大学内科学第一講座
    氏名 豊田 実
    演題 消化器癌におけるエピジェネティックな異常の解析と臨床応用
  4. 所属 熊本大学大学院医学薬学研究部
    氏名 飯田 伸一
    演題 紡錘体チェックポイントと分裂期後チェックポイント(postmitotic checkpoint)の腫瘍細胞における意義

3月13日(日)

プロテオミクスによるがん研究の新しい挑戦

9:00~12:00
司会:荒木令江(熊本大学)

  1. 所属 熊本大学大学院医学薬学研究部
    氏名 荒木 令江
    演題 がんのプロテオミクスの最近の動向
  2. 所属 国立がんセンター研究所腫瘍プロテオミクスプロジェクト
    氏名 近藤 格
    演題 オーダーメイド医療のための腫瘍マーカーの開発
    ~細胞内タンパク質の網羅的発現解析の応用~
  3. 所属 名古屋大学大学院医学系研究科分子腫瘍学分野
    氏名 柳澤 聖
    演題 MALDI-TOF-MSを用いた蛋白発現プロファイリングによるヒト肺癌発症・進展の分子機構の探索
  4. 所属 独立行政法人産業技術総合研究所
    氏名 夏目 徹
    演題 タンパク質相互作用ネットワークの大規模解析
    (最新技術紹介)
  5. 所属 (独)産業技術総合研究所 臨床バイオインフォマティクスイニシアティブ
    (株)島津製作所 プロテオーム解析センター 氏名 藤本 宏隆
    演題 ディファレンシャルプロテオーム解析のための
    自動多次元タンパク質MSプロファイリングシステムの開発

問合せ先

国立がんセンター研究所腫瘍ゲノム解析・情報研究部内
癌学会カンファレンス開催事務局
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1
Tel 03-3547-5249 Fax 03-3541-2685 E-mail tyoshida@ncc.go.jp

Share on Facebook Twitter LINE
このページの先頭へ