関連機関の学術集会等

関連機関の学術集会等

第3回 SPARC Japan セミナー2018
「オープンアクセスへのロードマップ: The Road to OA2020」

国立情報学研究所学術コンテンツ課SPARC担当です。
いつもご協力賜わり,誠にありがとうございます。

この度,NII主催,大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)共催,
第3回 SPARC Japan セミナー2018の講師紹介・講演要旨を公開いたしましたので改めてご連絡いたします。
また,参加申込受付を本日10月26日(金)15時より開始いたしますので以下からお申し込みください。

申込はこちら:
https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2018/20181109.html

申込開始:2018年10月26日(金)15時
申込期限:2018年11月6日(火)
定   員:70名

  • ●動画中継を行う予定です。詳細は当日までに,Webサイトにてお知らせします。
      動画中継をご利用の場合はお申し込みの必要はございません。
      なお会場の通信環境によっては,中継中断の可能性もございますのでご了承ください。

  • ●申込期限より前に受付を締め切る場合がございますのでご了承ください。
      締め切り後に参加ご希望の方は,恐縮ですが当日の動画中継をご利用いただくともに,
      終了後に当サイトで公開する資料等をご参照ください。

  • ●お申し込み後にキャンセルを希望される場合は
      国立情報学研究所SPARC担当(co_sparc_all@nii.ac.jp)へご連絡ください。
◆日時:
2018年11月9日(金) 13:00-17:25
◆会場:
国立情報学研究所 12階 1208,1210会議室
http://www.nii.ac.jp/about/access/
◆セミナーサイト:
https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2018/20181109.html
◆講師(登壇順,敬称略):
Ralf Schimmer (Head of Information Provision, Max Planck Digital Library)
市古 みどり (慶應義塾大学三田メディアセンター事務長 / JUSTICE運営委員会委員長)
大隅 典子 (東北大学副学長 / 附属図書館長 / 医学部・医学系研究科教授)
尾城 孝一 (国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
石山 夕記 (一橋大学 学術・図書部 学術情報課)
◆その他:
逐次通訳つき,動画中継予定
◆概要:
 「世界中で公表される全ての論文を即座にオープンアクセス(OA)化できる」。
恒常化した学術雑誌の価格上昇により,購読規模を大幅に縮小せざるを得ない大学が相次ぐ中,
2015年にMax Planck Digital Library(MPDL)によって導き出された結論である。
MPDLは,「世界で公表される年間200万本の論文をOAにするために著者が支払う費用
(Article Processing Charge,APC)と,各国で雑誌を購読するために支払っている
年間購読料の総額を比べると,APCの方がはるかに安くすむ,だから歩調を合わせて
購読料をAPCに振り替えよう」と世界に呼びかけている(※1)。
2016年には,これをもとにしたイニシアチブであるOA2020が創設され,以降
世界中から109の機関が関心表明に署名している(※2)。日本でも大学図書館コンソーシアム連合
(Japan Alliance of University Library Consortia for E-Resources,JUSTICE)と(※3),
物性グループがそれぞれこの関心表明に署名した(※4)。

 このOA2020をきっかけに,既存の購読モデルの撤廃とOAを可能にする新しいモデルへの
試験的な取り組みが始まっている。例えばヨーロッパでは,著者が個別に支払っているAPCを
大学が一括して先に支払うことで,本来の購読料やAPCの割引を可能にするなどの
オフセット契約が結ばれている。ただしこれも完全なOAを実現するまでの過渡期においては,
購読料に加えて追加費用がかかり続けることになり,依然として各国においてOA2020の
世界を実現するための持続可能なOAモデルへの模索が続いている(※5)。
日本においても,JUSTICEや一部の大学で研究者が負担するAPC額の調査が進められており(※6),
新たなOAモデルの構築に向けた検討を始める段階にある。

 本セミナーは,OA2020について,基本的な理念やOAに至るまでのロードマップなどを
参考にしながら,大学図書館や研究者にとって,日本における最適なOAモデルへの移行方法を
考えるきっかけとなるような情報共有の場を提供することを目的とする。
国立情報学研究所 学術基盤推進部 学術コンテンツ課
支援チーム SPARC担当
〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
E-mail: co_sparc_all@nii.ac.jp  FAX:03-4212-2375