「ストレス応答の分子メカニズム」
近年、内因性の活性酸素や環境由来の毒性物質などに対する細胞の適応応答が注目を浴びています。 興味あることに、この様なストレス応答は、内因性・外因性を問わず、多様なストレス分子に共通したセンサー蛋白質を介してセンシングされ、その下流の固有のシグナル伝達と転写経路を活性化することにより精密に制御されています。
本セミナーでは、酸化ストレスをはじめとする細胞ストレス応答の分子メカニズムの最前線で活躍されている研究者に、ストレス応答異常により発症する疾病の病因論も含めた最新の研究成果をご紹介いただきながら、今後の展望を多面的に議論します。
東京大学大学院薬学系研究科 細胞情報学教室教授 一條秀憲
秋田大学大学院医学系研究科 情報制御学・実験治療学講座教授 今井由美子
大阪大学蛋白質研究所 細胞内シグナル伝達研究室教授 三木裕明
東北大学大学院医学系研究科 アイソトープセンター准教授 本橋ほづみ
東京都医学総合研究所 蛋白質リサイクルプロジェクト プロジェクトリーダー 小松雅明
熊本大学大学院生命科学研究部 微生物学分野准教授 澤 智裕
九州大学大学院薬学研究院 薬効安全性学分野准教授 西田基宏